テスラ、ドイツ工場始動間近で株価高騰
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米EV大手のテスラがベルリン郊外に建設したドイツ工場が、まもなく商業生産開始の許可を取得するとの話を現地メディアが報道。テスラ株は2月28日、7%以上上昇した。
テスラはブランデンブルク州グリューンハイデに「ギガファクトリー・ベルリン」を建設。当初は2021年夏のオープンを計画していたが、現地当局による承認の遅れなどの影響で操業開始は複数回延期されていた。
関係者によれば、すでに生産のための機械は導入済みとのこと。2021年末からはテスト車両の生産も開始されているという。
テスラは同工場で年間50万台の自動車生産を目指しているほか、バッテリー生産も計画。少なくとも1万2000人の雇用を創出する見込み。
この話題に触れたCNBCでは、同工場の操業開始にあたって水道契約に関する問題が残されていると指摘。地元の環境保護団体が、テスラが契約する水道事業者が取得した許可をめぐって訴えを起こしていることに言及している。
なお、テスラの生産体制については先ごろ、同社が上海に新工場を建設するという話も浮上。中国拠点の生産能力倍増を目指す計画の一環とされていた。