ウォルマート、販売好調で市場予想上回る
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米小売大手ウォルマートは17日、2021年11月〜22年1月期決算の営業利益は59億ドル(前年比7.3%増)だったと発表。食料品の市場シェアが伸び、販売が好調だったことなどから、売上高は1,529億ドル(同0.5%増)だった。
eコマースの売上高は1%増だったものの、20年比では70%ほど増加。新型コロナウイルス感染拡大でオンラインの需要が伸びたが、店舗が再開し、利用者が減少したという。サプライチェーンの混乱に対応するため、4億ドルの追加コストを計上した。
調整後の1株あたりの利益は1.53ドル。ブルームバーグによると、アナリスト予想平均の1.51ドルを上回ったという。売上高の市場予想は1517億ドルだった。通期の見通しでは米既存店売上高3%増を見込む。
17日は米国株が大幅下落する一方で、ウォルマートはニューヨーク終値で4%高の138.88ドルだった。
ウォルマートは20年、サブスクリプション式の会員制サービス「ウォルマートプラス」を開始。アマゾンなどに対抗するため生鮮食品の宅配などを強化していた。