2022年02月16日 17:19
Airbnb 長期滞在で需要回復
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民泊仲介の米Airbnb(エアビーアンドビー)は15日、2021年10〜12月期決算を発表。売上高は15億ドル(前年比78%増)、営業損益は7,600万ドルの黒字(前年は31億ドルの赤字)だった。業績が好感され、同社の株価は時間外取引で一時5パーセント上昇した。

Airbnbは2008年にサンフランシスコで創業。たった2人だったホストが現在は400万人になり、世界中で旅行者との仲を取り持っている。2020年12月、米ナスダックに新規上場した。

Airbnb

コロナ禍によりリモートワークが定着したことで好きな場所で仕事ができるようになり、長期滞在の人気が急増。堅調な北米に加え、南米やアジア太平洋地域でも需要が伸びた。

10〜12月期の宿泊・体験予約数は7,340万件(前年比59%増)。単価も上がったため、予約総額は113億ドル(同91%増)に伸びた。このうち約半数が1週間以上の長期滞在で、同社は「人々はどこにでも住めるようになった」と指摘する。

同社は現状を 「旅行の大転換期」と位置づける。より簡単にさまざまな場所で過ごせるよう長期滞在の対応を強化する方針だ。ブライアン・チェスキーCEO自ら「2〜3週間ごとに各地の民泊で過ごすつもりだ」と表明した。