2022年02月07日 15:28
新規客獲得で純利益最高
Shutterstock

間接資材に特化したネット通販を提供するMonotaROは2月3日、2021年本決算を発表。新規顧客が大幅に増え、売上は1,897億円(前年比21%増)、営業利益は241億円(同23%増)だった。純利益は過去最高の175億円(同28%増)で増収増益を確保した。

MonotaRO(本社・兵庫県尼崎市)は2000年創業、2006年に株式上場。工具通販サイト「モノタロウ」を手がける。主に製造業や建設・工事業などの事業者向け商品約1,800万点を取り扱う。韓国やインド、インドネシアでも事業を展開。

MonotaRO

インターネット広告の効率化などにより約128万件の新規顧客を開拓し、2021年12月の登録口座数は678万件に拡大。取り扱う商品や在庫を増やし、注文当日の出荷にも積極的に対応したことで注文単価も上がった。

大企業の購買管理システムと連携した資材調達サービスも堅調だった。新型コロナ禍により需要が落ち込んでいた反動もあるが、売上は前年より約43%増え、全売上の約20%を占めるまでに成長。

2022年の業績について、新規顧客をさらに131万件獲得するとの目標を立て、売上は2260億円に伸びると予想。一方、純損益は、物流拠点施設の移転に伴う費用が発生する見通しで170億円にとどまるとした。