2022年02月04日 17:59
利用者拡大、初の黒字化
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「Snapchat」を手がける米Snapは2月3日、2021年10〜12月期決算を発表。売上は13億ドル(前年比42%増)、営業損益は2,513万ドルの赤字。純利益は2,300万ドルで、初めての黒字化となった。

Snapは写真・動画共有アプリのSnapchatなどを運営。2017年3月にニューヨーク株式市場に上場。スキャン機能を使ったAR広告や、化粧品などをバーチャルで試せるサービスも展開する。

Snap

Snapchatの月間アクティブユーザー数は前年比20%増の3億1,900万人に拡大。北米やヨーロッパ、その他の地域でも増加した。ユーザー1人あたり売上(ARPU)も前年比18%増の4.06ドルに成長し、両輪が成長を牽引。

新規株式公開以来初の黒字で、株価は時間外取引で一時59%急騰。2月2日に増収減益を発表し、株価が下落した米Meta Platforms(旧Facebook)とは対照的だった。

2022年1〜3月期の売上は10億3,000万〜10億8,000万ドルと予想、エヴァン・シュピーゲルCEOは「ARへの投資を加速する。スナップチャットを通じて世界とのつながり方が変わる」と述べた。