2022年02月04日 14:52
ソフト販売堅調、Switch1億台突破
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任天堂は3日、2022年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高は従来予想の1兆6,000億円から1兆6,500億円に、最終利益は3,500億円から4,000億円に引き上げた。

合わせて発表した2021年4〜12月期(第3四半期)決算は、売上高が1兆3,202億円(前年比6%減)。営業利益は4,725億円(同9%減)。主力の家庭用ゲーム機 「ニンテンドースイッチ」の世界販売台数が累計1億台を突破するなど、ソフト販売が好調だった。

任天堂

第3四半期は、ソフト販売などゲーム機関連の売上高が1兆2,782億円(前年比6.1%減)。第3四半期では過去3番目に高い水準。モバイル関連の売上高は、ロイヤリティ収入が増えた一方でスマートデバイス向けの課金が減少し、398億円(同5%減)だった。

スイッチは発売開始の2017年以来、販売が好調。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要にも支えられた。累計販売台数で同社のゲーム機「Wii」を超えた。

一方、世界的な半導体の供給不足を受けて販売計画を見直し。スイッチの生産への影響を考慮し、従来の見通しから100万台少ない2,300万台に下方修正した。