2022年02月03日 14:13
売上高が過去最高、広告やコマース好調
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Zホールディングス(ZHD)は2日、2021年4〜12月期決算を発表。今四半期の売上収益は4,091億円(前年比29%増)で過去最高を更新。営業利益は610億円(同14%増)。メディア事業や電子商取引(EC)などが成長を牽引した。

あわせて、2022年3月期の通期予想は調整後EBITDAを上方修正。広告事業の上振れや費用改善・固定費減少が奏功し、3,300億円以上(前年比11.9%増)を見込む。

Zホールディングス

メディア事業の四半期売上収益は、前年比84.7%増の1,670億円。2021年3月に経営統合したLINE広告が売上の3割を占める。

LINEは、昨年11月に「タイムライン」を動画プラットフォーム「LINE VOOM」にリブランディング。1日あたりの視聴者数が刷新前と比べて37%増加した。ディスプレイ広告では広告主の需要拡大等や、アカウント広告における開設アカウント数が順調に拡大したという。

コマース事業では、物販系の四半期取扱高が8,028億円(前年比15%増)。なかでもショッピング事業は「超PayPay祭」等により4,778億円(同21.1%増)と好調。

ZHDグループではヤフーが4月1日付での社長交代を発表。経営体制を移行し、コマースやメディア事業などを強化する方針だ。