2022年01月31日 13:46
赤字改善、回復ペース予想上回る
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東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは28日、2021年4月〜12月期決算を発表。売上高1,903億円(前年比39%増)、営業利益は16億の赤字。いずれも一時休園した前年に比べ改善傾向にある。

2021年3月に導入したチケットの価格変動制で土日祝日の料金を値上げしたことに加え、グッズの販売が好調。1人あたりの売上高が増加した。

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合わせて、2022年3月期の通期業績予想を上方修正。売上高は2,619億円で、前回予想から9.6%引き上げた。最終損益は76億円の赤字。昨年10月に発表した242億円の赤字予想から約166億円改善するとみている。

上方修正の要因は、東京ディズニーランドと東京ディズニーランドシー、両パークの入園者が想定を上回ったこと。

同社は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いた昨年10月から段階的に入園者の制限を緩和。今年1月、千葉県にまん延防止等重点措置が適用され、入園者数を各パークで2万人以下に制限している。再び売り上げの落ち込みが予想されるが、21年10〜12月期の伸びで補えると見込む。