2022年01月31日 13:11
セブンに“空中タッチ”セルフレジ
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画面に直接触れず、空中で“タッチ操作”で利用できるセルフレジ「デジPOS」が登場。都内のセブン-イレブン6店舗で2月1日から実証実験が行われる。空中ディスプレイ技術を持つアスカネットなど4社が、技術やシステムを提供する。

コロナ禍で非接触操作のニーズが高まっている。非接触タッチパネルやディスプレイ市場は、2兆円に規模に拡大するという試算もある。デジタルサイネージや受付システムなどへの導入も進む。

セブンが実証実験する「デジPOS」は、空中に浮かび上がった画面を指でなぞることで、通常のタッチパネルと同様に操作できるセルフレジ。「nanaco」や交通系電子マネー、クレジットカード、バーコード決済などに対応している。

「デジPOS」の開発・導入には、アスカネットのほか東芝テック、三井化学、三井物産プラスチックが協力した。

アスカネットは2011年から空中ディスプレイ事業を開始。2020年前後から、パートナー企業による採用や実証実験が本格化してきた。2022年1月には、パナソニック・大和ハウス工業と共同で、マンションエントランスのインターフォンに導入する実験を行うことも発表している。