iPhoneやMac好調で23%増益
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米Appleが1月27日、2021年10~12月期決算を発表。売上高は前年比11%増の1,239億4,500万ドル(約14.3兆円)と過去最高だった。営業利益は23%増の414億8,800万ドル(約4.8兆円)。iPhoneなどの販売を伸ばし、一株利益は2.10ドルと市場予想平均の1.90ドルを上回った。
iPhoneの売上高は9%増の716億2,800万ドル。2021年9月に高速チップを搭載し、ディスプレーやカメラ性能を高めたiPhone13プロを投入。機能性とブランド力で順調に販売を伸ばした。
独自半導体「M1」が人気のMacの売上高は25%増の108億5,200万ドル。ウェアラブルとホーム製品・アクセサリーは13%増の147億100万ドル。動画配信などサービス部門も伸びた。
ティム・クックCEOは2021年10月に半導体などの供給制約が60億ドル超の減収要因になると語っていたが、新製品投入などで克服。
地域別の売上高は中華圏が21%、その他アジアが19%、米国が11%、欧州が9%それぞれ増えた。一方、日本だけは14%の減少となった。
決算発表後の会見で、経営幹部は2022年1~3月期の売上高は前年比プラスとなるが、増収率は2021年10~12月期を下回ると予想した。