2022年01月14日 16:30
海外ユニクロ好調、営業利益6%増
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衣料品店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが13日、2021年9~11月期の連結決算を発表。売上収益は6,273億円(前年同期比1%増)、営業利益は1,194億円(同6%増)だった。国内は苦戦したが、欧米や東南アジアが好調だった。

ユニクロ事業は海外の売上収益が15%増の2,997億円。営業利益は45%増の599億。9~11月期としては過去最高に。新型コロナによる外出規制の緩和などを背景に、欧州やマレーシア、インドネシアで特に販売が伸びた。米国は値引き販売の抑制により営業黒字に転換した。

ファストリ

国内ユニクロの売上収益は11%減の2,264億円。営業利益は19%減の487億円。減収減益だが計画は上回った。10月中旬から気温が低下し、秋冬商品の販売が拡大。値引きを抑えて粗利益率は54.3%と0.5ポイント改善した。

低価格業態の「ジーユー」と、「セオリー」などグローバルブランド事業はほぼ計画通りだった。

2022年8月期通期の計画は据え置き、営業利益で前期比8%増の2,700億円を見込む。2021年12月は中国が行動規制により計画を下回るが、その他のアジアや欧米が成長をけん引する。国内ユニクロは12月の既存店売上高が前年同月比11%減と計画通り。