2020年11月26日 06:37
英国で10億ドルの投資
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動画ストリーミングサービスを展開する米Netflixは、英国向けの動画コンテンツを製作する規模を年内10億ドル(7.5億ポンド)に増額する見込みだ。

  • Netflixが英国で作った番組は『ザ・クラウン』『ブラック・ミラー』『セックス・エデュケーション』など
  • 予定投資金額は5億ポンドだったが、50%増額することに
  • さらに元々の予定金額は4億ポンドだった。どんどん増えている
  • 増額の背景にはディズニーなどとの競争も関係か

現地TV局とそう変わらない規模

英国の公共放送であるBBCの年間コンテンツ予算は年間23億ポンド。ラジオ等を除いたTVコンテンツは16億ポンドだ。英国最大の民間放送局、ITVの場合は11億ポンド。

Netflixの英国事業は、2020年だけで50を超える番組や映画を製作してきた。新型コロナウイルスによるロックダウンがあったにも関わらずだ。

彼らにとって英国は重要な番組製作拠点であり、金額は米国につぐ。欧州で作るコンテンツのうち、約3分の1が英国だという。

英国の同産業において、映画やハイエンドTV番組を製作するのに投じられた金額は37億ポンド。うち19.5億ポンドが映画で、ジェームズ・ボンドの『No Time to Die』も含まれる。

直近ではストリーミングのおかげもあり、TV番組が伸びている。動画配信が番組製作産業の方向性を決めていくのは間違いなさそうだ。