ユニコーン買収
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米国のオンライン決済企業PayPalが、日本のスタートアップ「Paidy」を買収することを発表。評価額は3,000億円にのぼる。
創業者ラッセル・カマー氏は外資系金融機関出身。エクスチェンジコーポレーション(ExCo)として2008年に会社を設立、翌年にソーシャルレンディングサービス『AQUSH』を開始した。
2014年にはオンライン決済サービス『Paidy』をスタート。氏名とメールアドレスだけで買い物でき、一括払いから36回払いまで対応できるという仕組みだった。
2017年には口座数100万を突破し、翌年にはゴールドマン・サックス等から総額5,500万ドルを調達。同年、新生フィナンシャル社長を務めた杉江陸氏がCEOに就任する。
その後も勢いは止まらず、2021年には口座数600万を突破。70万超の事業者が利用する双方向ネットワークでもあり、GMVは年15億ドルペースにのぼる。
Amazonや楽天、ビックカメラなど、日本の有力ショッピングモールが軒並み導入している。買収によってPayPalは、日本市場での存在感をさらに高めることになりそうだ。