50周年、500億食
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日清食品グループは25日、「カップヌードル」ブランドの世界累計販売食数が500億食を達成したことを発表。
カップヌードルは1971年、世界初のカップ麺として誕生。創業者の安藤百福は22歳でメリヤス(編み物)販売会社を設立して大成功。若い頃から先見性のある起業家だった。
幻灯機、炭焼き、バラック住宅、製塩など多様な事業を手がけた百福が、終戦後に選んだのが「食」の領域だ。当時の日本は食糧難。栄養失調で行き倒れになる人が少なくなかった。
1957年には理事長を務めていた信用組合が破綻して全財産を失う。自らを奮起させ、翌年には「チキンラーメン」が発売。
カップラーメン誕生のきっかけは海外視察だった。欧米には丼がないため、容器が必要。カップヌードルが発売された2年後には米国に進出している。
2019年度、カップヌードルの国内年間売上は1,000億円を達成。2017年度から4期連続で最高売上を更新した。ちなみに、2019年度における日清食品セグメントの売上高は2,013億円である。