ミルナー案件
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日本のスタートアップ企業「キャディ」は24日、シリーズBラウンドで総額80.3億円を行ったことを発表。
展開するのは、製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」。板金加工、金属・切削加工などの案件を受注し、品質保証を含めた一貫生産を請け負う。
受注した案件は、それぞれ得意とするパートナー工場に発注。工場側は相見積もりの負担を減らし、得意分野だけを受注することができる。
顧客は産業機械メーカーやプラントメーカーなど。良品率は99.94%、納期遵守率は99.98%にのぼる。
COVID-19や半導体不足で部品供給がひっ迫する業界もある中、複数業界を横断してリバランスできる仕組みを活かし、製造業の調達課題解消に寄与している。
直近の受注高は昨対比およそ6倍。急な案件増に対応するため、品質管理センターの増床を7月に完了した。
目標に掲げるのは、2030年までに1兆円規模のグローバルプラットフォーム。かつてFacebookに投資したユーリ・ミルナー氏のDST Globalも出資元に名を連ねる。