2021年08月24日 07:00
しっかり伸びてる
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中国のEコマース企業JD.comが成長を続けている。

8月23日に発表された4〜6月期決算で、売上高は前年比26%増の2,538億元(≒4.3兆円)。営業利益は3億元(≒51億円)にとどまった。

年間購入者数は5.3億人(前年比27%増)。急成長する拼多多(Pinduoduo)やアリババグループが目立つが、JDにも日本人口の4倍を上回る利用者がいる。

JD.com

LVMHグループとの連携を強化し、傘下のブルガリは137年の歴史で初めてネット通販事業者と協業。618商戦では18日間で236を超えるブランドが売上1億元(≒17億円)を超えた。

ヘルスケア事業(JD Health)ではUCB Chinaとの連携を強化、同社の抗アレルギー薬『Zyrtec』流通における戦略パートナーになった。AstraZenecaやSanofiとは直販フラグシップ店舗も展開する。

5月には物流部門「JD Logistics」が香港メインボードに上場。6月末時点で1,200もの倉庫拠点を有する。JD Healthと連携して「コールドチェーン」を確立、100を超える都市をカバーしている。