老舗買収で海外本腰
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スポットコンサル事業を提供するビザスクが米国Coleman社買収を決めた。
Colemanは2003年に設立され、エキスパートネットワークサービスのパイオニアとして事業を展開。登録エキスパートは26万人超、取扱高は4,300万ドルを超える。
2021年上期の取扱高はすでに3,030万ドル。EBITDAも同時期に590万ドルと、収益基盤も強力だ。
買収対価は約112億円。原資として約129億円を調達する。40億円は借入、残りは種類株式を用いる。買収後、端羽氏はビザスクの38%を保有。Coleman経営陣や既存株主が3%を握る。
Coleman社の顧客は機関投資家、コンサル、事業会社など300社。登録する26万人のうち42%がITに関連、過半数が経営幹部である。
一方のビザスクは今期37億円の取扱高を計画。統合プラットフォームは100億円規模に迫り、登録者数は40万人超、世界7拠点に広がる。
将来目標としてアドバイザー数100万人を目指す。Kevin Coleman氏はビザスクの取締役となり、ビザスクからも2名がColeman社の取締役に就任する。