2021年08月18日 07:00
金融機関経由SaaS
Shutterstock

昨年暮れに上場したココペリが猛烈な成長をつづけている。

2021年4〜6月期の売上高は4億円(前年比146%増)。急拡大の一方で、営業利益は1.47億円にものぼる。

コア事業「Big Advance」はBtoB SaaSモデルの経営支援プラットフォーム。金融機関ごとに「〇〇 Big Advance」として中小企業にサービスを提供する。会員企業数は56,787社(前年比3.5倍)。

ココペリ

企業が金融機関に月額利用料を支払い、金融機関がココペリに初期費用と月額利用料(固定 + レベニューシェア)を払うモデルだ。導入する金融機関は71社(同2.1倍)。

月間チャーンレートの年間平均は1.74%。ビジネスマッチングや福利厚生、ホームページ自動作成など、中小企業にうれしい機能を充実させることで顧客満足度の向上を目指す。

中でも強力なのはビジネスマッチング機能。四半期ごとの商談依頼件数は13,190件(前年比10倍)。他金融機関同士が75%と、金融機関の枠を超えたマッチングが可能だ。

AIモジュール「FAI」も展開。ビッグデータから意味や妥当性を抽出し、融資判定やビジネスマッチング先のレコメンド、資金ニーズの予測といった価値提供を目指す。