2023年には今の4倍供給へ
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オーツ麦から乳代替品をつくる「Oatly」が事業を拡大している。
昨晩発表された2021年4〜6月期決算で、売上高は1.46億ドル(前年比53%増)だった。営業損失は4,810万ドル。
6〜7月は連続して同社史上最高の生産量に。需要に対応するため、アメリカの生産拠点を拡大する方針も示した。事業上のボトルネックは「供給面」だという。
Oatlyは5月に株式を上場したばかり。株価はピーク時から急落したが、時価総額は100億ドル近くある。
シンガポール工場は7月初旬に商用生産を開始。中国の馬鞍山工場も2021年下期の稼働を予定している。2023年までに計画する拠点数は9か所だ。
売上の54%はEMEA地域からあげており、アメリカが28%。チャネル別では小売が62%、卸売(フードサービス)が33%。アメリカではスターバックスや7-Eleven、中国ではマクドナルド、KFCで取り扱いが進む。
狙うのは、5,920億ドルもの世界の乳製品市場。植物性代替品の市場はわずか3%(180億ドル)しかないという。消費者の6〜7割は直近2年に初めて購入するなど、今まさに勃興しているジャンルだ。