スーパーチャージャー、開放へ
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米国のEVメーカー「Tesla」のイーロン・マスクはTwitterで、充電インフラ「スーパーチャージャー」を他メーカーの電気自動車にも利用可能にする考えを示した。
とあるTeslaファンの投稿に対し、マスクは「昔は(電気自動車の充電に関する)業界標準がなく、Teslaが唯一の長距離走行EVだったので、自分たちで作った」とコメント。
低電力充電と高電力充電の双方に対応できるスリムなコネクターだと言及した上で、年内に他のEVメーカーにも開放する計画だと付け加えた。
Teslaは全世界ですでに25,000を超えるスーパーチャージャーを展開。他の自動車メーカーがEV生産を強化する中、大きなネックとなるのが充電拠点への投資だ。
今年6月、ドイツの交通大臣がTeslaに対し、スーパーチャージャーのネットワークを他社にも開放するよう働きかけていた。直近のツイートで、マスクは開放する地域を「最終的には全世界」に広げる考えも示した。
電気自動車のためのインフラ投資は、バイデン政権が合意した1.2兆ドルのインフラ案にも含まれている。その金額は、なんと75億ドル。言うまでもなく、そこには充電設備も含まれる。