Zoom疲れからの逃走
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世界中の企業にとって今、重要なテーマが「リモートとオンサイト(オフィスワーク)をどう使い分けるか?」という問題だ。
パンデミックが収束したあともフルリモートでいくべきか、出社前提でいくか。あるいはハイブリッドなアプローチを取るか。企業によって事情は異なるだろう。
Slackは、多くの企業が「デジタルファースト」なアプローチをとっている点を指摘する。リモートだろうとオフィスにいようと、Slackのようなツールを土台にコミュニケーションするわけだ。
そんな中で発表されたのが、音声通話機能「Slack Huddles」。Slackのチャンネル上、あるいはダイレクトメッセージで簡単に通話を始められる。
Slackはこの機能を「オフィス内で同僚のもとに立ち寄り、ちょっとした問題を話し合うのに似ている」と表現。今なら「ちょっとZoomしましょう」と言ったりするのが、Slack内で音声をつなぐだけで実現できる。
すでにDellやクックパッドといった企業が試しており、迅速な問題解決につながることがわかっているという。
「Slack Huddle」を使えば、動画会議特有の疲労感(いわゆるZoom疲れ)を減らす効果も期待できるとする。チーム内がよりカジュアルにつながることで、組織カルチャー強化にも活用できうる。