ゲーミングにオールイン
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6月10日、MicrosoftのCEOサティア・ナデラとXbox部門のトップを務めるフィル・スペンサーが対話を公表。ゲーム事業が戦略上、いかに重要かを強調した。
ナデラは「Windowsを発表する3年前に『Flight Simulator』を発表した。ゲーミングは根本的な使命として会社に編み込まれている」「Microsoftはゲーミングにオールインだ」と強調した。
Microsoftには、ゲーム領域で大きく三つの強みがあるという。一つ目はクラウド領域での優位。二つ目は『Game Pass』。三つ目がクリエイターのエンパワーメントだ。
かつてゲームの性能は、端末の処理能力によって限定された。端末のコストが上がるほど性能も上がるが、誰もがアクセス可能な代物ではない。
クラウドは、こうした障壁を大きく取り払う。インターネットにつながりさえすれば、誰もが十分なゲーム体験を享受できるようになるのだ。
定期課金サービス『Game Pass』の会員は今年1,800万人を超えた。会員は40%多いゲームを遊ぶのに加え、90%以上の会員が「Game Passなしではプレイしないであろう」ゲームを遊んだという。
最上位プラン「Ultimate」では、数週間以内にブラウザ上でクラウドゲームを楽しめるようになる。テクノロジーの発展とともに、ゲーム産業の形も変わっていきそうだ。