高級車種アップデートの真意
Model S from Tesla Gallery
米国の電気自動車メーカー「テスラ」は日本時間11日の昼、Model Sのハイエンド版『Plaid』の発売イベントを開催する。
Model Sは2012年に初めて発売、テスラにとっては2番目の車種だった。高級セダンとして地位を確立したが、近年はより廉価な『Model 3 / Y』の生産拡大に重きをおいてきた。
既存のModel Sはロングレンジ版が79,990ドル。『Plaid』は129,990ドルで販売される。数日前と比べて掲載価格が引き上げられたという報道もある。
イーロン・マスクは7日、Twitterで「(予定されていた)Plaid+はキャンセルする」と投稿。「Plaidがただひたすら良い」「今まで作られたどんな量産車よりも早い」と豪語した。
Model Sは10年近く見た目が変わらないことで知られる。直近のアップデートは、電気自動車市場が今やテスラの独壇場ではなくなったことも示唆する。
その傾向は高級車ほど当てはまる。2019年にはポルシェが初となる電気自動車「タイカン」を発表。メルセデスやルシード・モータースも競合だ。