オンラインでの情報収集が主体に
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医師向けコミュニティサイト『MedPeer』を運営する「メドピア」が伸びている。
2020年10月〜2021年3月期の売上高は前年比65%増の38億円、営業利益は同じく130%増の11億円にのぼった。
『MedPeer』は国内医師の約4割が利用。12.5万人の医師会員を基盤とした集合知プラットフォームと、医療機関と患者をつなぐプライマリケアプラットフォーム等を展開する。
主力の集合知プラットフォーム事業では、製薬企業のマーケティング活動のオンライン化に対応。
『薬剤評価掲示板』の広告コンテンツを閲覧した医師数は前年の1.4倍に拡大。『Web講演会』などとあわせ、既存サービスを中心に成長した。医師とMRのダイレクトコミュニケーションツール『MedPeer Talk』の本格提供も進める。
土台にあるのは、医師の情報収集がオンライン主体にシフトしていることだ。この傾向はCOVID-19でさらに加速し、アンケートでは約8割の医師がオンラインが主体になると回答。
今後は「集合知PF」で安定的な成長を目指しつつ、「予防医療PF」を二つ目の安定基盤として積み上げ、「プライマリケアPF」を三つ目の柱として積極投資する。年平均40%超の成長を続け、2023年度に150億円の売上規模を目指す。