食指を動かす大富豪たち
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アクティビスト(物言う投資家)として有名なカール・アイカーンが先日、Bloombergのインタビューで暗号通貨に「大きく」参入するかもしれないと話した。
アイカーンはビットコインやイーサリアムといった暗号通貨全般について調べているところ。よくある「暗号通貨には本源的な価値がない」との批判は「少し頭がおかしい」とコメントした。
例えば米ドルの本源的価値とは何だろうか?かつては金本位制だったが、今や完全に切り離されている。今、法定通貨が価値を持っているのは「支払いに使えるから」に他ならないというわけだ。
多くの人が暗号通貨に関心を持つ理由の一つに、株式市場が「馬鹿らしいほどの価格」で取引されているとも言及。要因には個人投資家だけでなく、一部の機関投資家たちの戦略もあるという。
著名ヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオも先日、Coindeskのイベントで「自分もビットコインを保有している」「投資するなら債券よりもビットコイン」と述べた。
暗号通貨市場は相変わらず変動が激しい。財界の著名人によるこうした発言が、長期的にどんな影響を与えるかにも注目したいところだ。