2021年05月27日 07:05
世界中で採用が加速
Shutterstock

AI時代を代表する半導体メーカー、NVIDIAが好調だ。2021年2〜4月期の売上高は前年比84%増の56.6億ドル。営業利益は同じく100%増の19.6億ドルと急増した。

牽引するのは、旺盛なゲーミングとデータセンター需要。ゲーミング売上は前年比106%増の27.6億ドル。データセンター向けは同79%増の20.5億ドルを売り上げた。

NVIDIA

創業者CEOのジェン・スン・フアンは「世界中の産業がコンピュータビジョン、会話型AI、自然言語処理やレコメンドシステムの構築にNVIDIA AIを使っている」とアピール。

NVIDIAが開発したRTXがコンピュータグラフィクスを再発明し、ゲーミングやデザイン市場に影響を与えていることを強調した。あらゆる産業で、NVIDIAプラットフォームの採用が加速している。

買収したMellanoxが期待を上回っている点にも触れた。高機能コンピュータに関するネットワーキングソリューションを提供する会社で、昨年に70億ドルで買収した。

2020年5〜7月期の売上高は63億ドルを予想。前年比で105%増と、さらに増収率が加速することになる。NVIDIAの時価総額は現在、3,909億ドル。2021年に入ってからも概ね堅調な推移が続いている。