ワクチン接種なら無料で乗車可能
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一方の米国では、経済再開に向けた動きが本格化している。
配車サービスのUberとLyftは、COVID-19ワクチン接種のためなら無料で乗車可能なプログラムを開始。米政府と協働して提供されるものだ。
7月4日まで提供され、この日までにバイデン大統領は米国成人の70%にワクチンを普及させることを目指している。乗車費用はUberとLyft側が負担、8万を超える接種場所の情報を政府が共有する。
Uberは最大25ドルの片道乗車を「4回」提供。往復2回ということだが、それぞれ3週間は離れていなくてはならない。参加方法は、アプリを通じて予約するだけ。
Lyftが提供するものは最大15ドルの往復乗車2回。この金額を上回れば、超過した金額を乗車したユーザーが負担する。
両社とも、2020年にはコロナ禍で大きな悪影響を被った。今後の再開に向けて大盤振る舞いといきたいところだが、特にLyftはコストの縮小が急務だ。
一方のUberは、フードデリバリーが大きく伸びた。ワクチン普及による再開で、両社に対する市場評価がどう変わるかについても注目したいところだ。