PS5、来年度まで品薄へ?
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ソニーが昨年末発売した新型ゲーム機『PlayStation 5』の供給不足が続いている。解消の目処は、今のところ立っていない。
2021年3月末までの販売数は780万台。今期は少なくとも1,480万台、『PS4』導入2年目の販売数を上回ることを、現時点での目標にすえる。
半導体を中心とした供給制約は今後も続くことを想定。引き続き部材の確保につとめ、目標を上回る生産・販売に向けて全力をあげると説明した。
PlayStationユーザーの総ゲームプレイ時間は、昨年同月比で約20%増と引き続き好調。ソフトウェア売上は1Qに前年の反動減を見込むも、2Qには前年同期並み以上を想定している。
右肩上がりで拡大してきたのが、有料会員サービスの『PlayStation Plus』だ。前年のような大幅増は見込めないが、今年度も維持・拡大を目指すとする。
決算資料では上記の説明にとどまっているが、CFOの十時裕樹氏は「2022年もひっ迫した状態が続く」と発言したとブルームバーグが報じた。「増産体制を作っても、キャッチアップできない」見込みだと言う。
ソニーは5月4日、ゲーミング用途のチャットツール『Discord』に出資、パートナーシップを結んだと発表したばかり。成長市場で存在感を増すべく、打ち手を拡大している。