世界で最も売れる車
Shutterstock
EVメーカー大手「Tesla」が2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比73.6%増の103.9億ドル。営業利益は5.9億ドルだった。
販売台数は前年比2.1倍の18万4,800台。牽引したのは量産型の「Model 3 / Y」で、前年比2.4倍の18万2,780台となった。Model 3は、ガソリン車も含めて世界で最も売れているプレミアムセダンとなった。
今四半期の平均販売単価(ASP)は1台あたり3万8,000ドル未満。モデル3の生産を開始した2017年の約8万4,000ドルから半分以下に減少した。
プレミアムモデル「Model S / X」は製品の更新タイミングで、生産台数は0台。Model Yは上海工場での生産拡大が続く。単価の低い中国製車両が占める割合が大きくなったことで、ASPは前年比でも13%減となった。
Model Yは今後カテゴリーリーダーになるだけでなく「世界で最も売れている車になれる」という。テキサス州やドイツのベルリン工場の建設は順調で、どちらも今年後半に生産と出荷を開始する予定だ。