2021年04月20日 07:00
2時間以内でお届け
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米小売最大手のウォルマートが即日配送サービス「Express delivery」の最低注文金額の制限撤廃を発表。これまでは35ドル以上の注文が必須条件となっていた。

「Express delivery」は、2時間以内に商品を家まで届けてくれるサービス。利用料は一律10ドル。宅配需要が急増するなか、昨年4月に開始した。

当初は100店舗での対応だったが、足元では3000店舗にまで拡大。アメリカの人口の約70%をカバーできているという。

Walmart U.S.の店舗数

商品をピックアップするのは「パーソナル・ショッパー」と呼ばれる専門スタッフ。即日配送の利用増などに対応するため、コロナ禍で人数を倍増足元では17万人ほどになった。

今回の制限撤廃について、受け取り時間・場所の指定や、会員制度「Walmart+」の無料配送サービスを利用する場合などは例外とする。

夕食の材料やおむつといった必需品をすぐ手に入れたいという需要は強い。Amazonの「Prime Now」、ターゲットの「Shipt」など、小売各社は高速配送サービスの強化を急いでいる。