騒動後、初の決算
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米ゲーム小売チェーンのGameStop Corporationは3月23日、2021年1月期決算を発表。Robinhood経由の集中買いで株価が急騰した「GameStop騒動」以来、初の決算となる。
- 売上高は前年比3.3%減の21.2億ドル
- 営業利益は同じく75%減の1880万ドル
- 株価は騒動時の最高値から47.7%安の181.75ドル
昨年11月のPS5発売などを受け、「ハードウェア」売上高は20.5%増の11.6億ドルに拡大。 既存店売上高は6.3%増と8四半期ぶりに増収に転じた。実店舗からの撤退や欧州での臨時休業が響き、全体では減収となった。
注力するEC売上高は2.8倍と大幅増。全体に占める割合は前年から22ポイント上昇して34%に。「店頭在庫を活用した即日配送やカーブサイドピックアップの取り組みを進めた」(ジョージ・シャーマンCEO)ことが寄与した。
アクティビストとして出資した米ペット通販サイト「Chewy」創業者のライアン・コーエン氏は取締役に参画。戦略委員会を設置してそのチェアパーソンにも就任、新CTOおよびCOO選定を推し進めた。
ジム・ベルCFOに加え、Chief Customer Officerのフランク・ハムリン氏が3月中に退任することも発表している。