HUBで競輪?
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英国風PUBを運営する「ハブ」が3月22日、ミクシィと業務提携を結ぶと発表。ミクシィとXtechが共同運営するファンド「Tech Growth Capital」に対し第三者割当増資を実施。約10億円を調達する。
資金使途
- ミクシィとの新規事業創出に2億円
- メニュー強化など既存店改装に2.86億円
- 主力業態「HUB」などの新規出店に5億円
ハブは同日、2021年2月期の売上高が前年比68.3%減の38億円、営業損益が15億円の赤字(前年は7.1億円の黒字)になったようだと発表。合計4か月以上にわたる臨時休業や時短営業が響く。
店舗の賃借料や人件費による現金流出は続く。自己資本比率は2020年2月期に71.7%だったが、2021年2月期には25.1%まで落ち込む見通しだ。
ミクシィはスマホゲーム「モンスターストライク」や競輪投票サイト「TIPSTAR」などを手がける。2019年にはプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」のオーナーにもなった。
今回の連携では、ミクシィのコンテンツを「HUB」でライブ配信したり、オリジナルドリンクを発売したりすることで相乗効果を見込む。
第三者割当による調達資金の払込期日は4月14日。発行価格は、3月19日終値の90%にあたる639円とした。