2021年03月19日 07:00
全従業員へサービス拡大
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Amazonは3月17日、自社従業員向けの遠隔医療サービス「Amazon Care」を強化することを発表

Amazon Careは福利厚生サービスで、無料オンライン診療と、看護師の有料訪問を提供している。これまではワシントン州のアマゾン従業員とその家族のみが利用できた。

今回プレスリリースの中で、ワシントンを拠点とする他社にも提供可能と発表した。

また、今年の夏からはオンライン診療のサービスエリアを全米に拡大。ワシントン以外で活動する企業はもちろん、米国に勤務するアマゾンの全従業員が利用できるようになる。

Amazon 訪問サービスについても、今後数ヶ月以内にワシントンDC、ボルチモア、その他都市に順次拡大される予定だ。

医療分野では、去年の11月に「Amazon Pharmacy(薬局)」をアメリカのプライム会員向けにスタート。医療保険を適用して薬代を支払えるほか、ジェネリック医薬品が最大80%引きになる特典がある。

Amazonは今年1月、バークシャー・ハサウェイ、JPモルガンとの医療法人「ヘイブン」を解散する発表をしたばかり。アメリカの高額な医療費問題に対し、独自路線での対策を目指す。