物理だから安心?
Shutterstock(画像はフェイクコイン)
米国で今、増えているのが「ビットコインATM」。名前の通り、現金をビットコインに変えたり、反対にビットコインを売却して現金を引き出すことができる。
2019年時点でのATM設置台数は全米で3,956か所。それが2020年末には10,260か所に急増し、今年は3月17日時点で13,979か所にまで拡大した。
背景にあるのは、言うまでもなくビットコイン価格の高騰だ。ロイターによると、大きな金額はオンラインで扱うが、ちょっとした余剰金をATMで「投資」する人もいる。
ビットコインATMの主な製造者は「Genesis Coin」「General Bytes」など。Coin ATM Raderによれば、この二社で67%のシェアを握る。
オペレーターとして最大なのはビットコイン・デポ(Bitcoin Depot)で2,001端末。コインフリップ(CoinFlip)は1,859端末を運営する。日本に目立った事業者は存在しないようだ。
想像に難くないが、これらのATMは売買時の手数料によって収益を得る。おおむね5%から15%までの料率が多いようだが、実際にはもっと高い事業者もいるという。