2021年03月18日 07:00
構造的な優位性
Strainer

セキュリティ事業を展開するSaaS企業、CrowdStrike。彼らの強みの一つは「クラウドネイティブ」であること。

要するに初めからクラウド前提、クラウド100%で作られたということ。たったそれだけのことにも聞こえるが、結果としてCrowdStrikeは構造的な優位性を作り上げた。

一般のセキュリティ製品の場合、特に法人向けで初期費用が高額になりがちだ。新たな攻撃手法が登場したときには、バージョンをアップデートする必要も出てくる。

クラウドを通じてなら、最新のセキュリティ対策をすぐさま反映することが可能だ。初期費用も抑えられ、実際にCrowdStrikeは15日間の無料期間まで提供する。

興味深いのは、過去5年間でグロスマージンが36%→76%へと劇的に改善したことだ。昨日の記事でその背景をご紹介した。ぜひチェックしていただきたい。