再生医療のセントラルキッチン
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再生医療に関する事業を展開するセルソースが2020年11月〜2021年1月期決算を発表。売上、営業利益ともに四半期の過去最高を更新した。
セルソースが扱うのは、変形性膝関節症、乳房再建、不妊治療など。医療機関から受託する形で、患者の血液などから治療用の加工物を生成。「再生医療のセントラルキッチン」と説明される。
- 売上高は前年比40%増の6.2億円
- 営業利益は同じく45%増の1.8億円
- 通期予想は売上25.4億円(前年比37%増)、営業利益57.3億円(同38%増)
提携医療機関は653院(前年比89%増)に拡大。加工受託件数は前年比60%増の3,067件となり、11月には1日あたりの平均受託件数が過去最高を更新した。
今回の決算発表にあわせ、事業戦略の説明会も実施した。整形外科から形成外科、産科婦人科、呼吸器科など対象診療領域を広げるほか、グローバルへの展開も目指す。
代表の裙本氏によると、2040年時点の再生医療は日本だけで市場規模9,100億円を見込む(現在は570億円程度)。世界では12兆円規模に膨らむといい、今後のアップサイドの大きさをアピールした。