MIXIがオーストラリアのベッティング事業者を買収。その背景にある戦略とは?
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MIXIが2月26日、オーストラリアやカナダでベッティング事業を営むPointsBet社を完全子会社化することを発表。オーストラリア証券取引所に上場する企業で、対価として352億円を支払う。
PointsBetのIRページによれば、同証券取引所に上場するBlueBet社からも買収のオファーがあった。株式価値は3.4〜3.6億ドルとされ、MIXIが発表した金額より大きい。PointsBet社は、MIXIからの提案を選ぶようだ。実行は2025年6月中旬を予定する。
Finboard
MIXIは『モンスターストライク』などを含むゲーム事業の印象が強い。一方では『家族アルバム みてね』を提供するライフスタイル領域、観戦・ベッティング事業を行うスポーツ領域も主要セグメントと位置付ける。
どのような戦略のもと、MIXIは今後の成長を目指しているのだろうか。今回の記事では、MIXIが掲げる現在の経営方針と、買収予定となるPointsBetの大枠などについて紹介する。