米国ユーザー数が頭打ち「Snap」有料プランが貢献、広告商品とアジア圏等の拡大で収益向上へ
Snap Inc.

コミュニケーションアプリ「Snapchat」を手がけるSnapが、着実に業績改善に向けた打ち手を進めている。昨年10〜12月期決算で、売上高は15.6億ドル(前年比14%増)へ拡大。営業損失は2,688万ドルに縮小した。

現在の株式市場は、利益を上げられない「成長企業」に厳しい。そもそもSnapは広告を中心としたモデルで、売上高が年末シーズンに偏る季節性がある。いくら赤字が縮小したといっても、黒字化が見えたと言うのは時期尚早だ。

株価水準は低迷し、2021年のピーク時には遠く及ばない。それでも現在の時価総額は180億ドルと、かなり高い評価にも感じる。2024年の売上高は計53.6億ドル。仮に5億ドルの純利益が出たとしてもPERは36倍。実際は7億ドルの赤字である。

果たしてエヴァン・スピーゲルCEOは、現在の状況をどのように見ているのだろうか。今回の記事では、同社が掲げる今後の戦略とあわせて紹介したい。

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