Webフィルタリングで国内トップシェア「デジタルアーツ」中期計画で更なる成長へ
今回取り上げるのは国産Webセキュリティの老舗企業、デジタルアーツだ。
長く提供してきたWebフィルタリングソフト『i-FILTER』は国内シェア55%以上。メールセキュリティ製品『m-FILTER』は、60%以上を占める。企業や学校、家庭向けまで幅広くセキュリティ対策ソフトを手がけてきた。
2024年3月期の売上高は115億円を超え、営業利益は44億円。10年以上にわたって安定的な高利益率を保ちつつ、2020年度から売上規模を急伸させている。
業績を飛躍させた背景にはリモートワークの普及や、2019年から始まった「GIGAスクール構想」がある。今回の記事では、デジタルアーツの来歴や事業モデルに加え、今後の成長戦略までを紐解く。