AIレンディング「Upstart」が急騰!”完全自動”ローン拡大で収益性を回復できるか
"AIレンディング"の「Upstart Holdings」が株式市場での人気を高めている。株価はこの数か月急騰が続いており、2023年5月比では約2.6倍となった。
2023年1〜3月期決算での売上高は1億ドルで前年比67%減、営業損益は1.3億ドルもの赤字。上場企業としては惨憺たる結果と言えるが、発表後の時間外株価は一時約40%もの急騰になった。
Upstartは数年前にも大きな人気を集めた銘柄の一つだ。2021年10月の最高値は、今年最安値の30倍超。嫌というほど投資家を失望させてきた企業であることも、疑いようのない事実である。
同社が手がけるのは、金融機関と連携してローンを提供するプラットフォーム。AI活用によりリスクを下げながら、より広い収益機会を追求できるとする。逆境下でUpstartはどのような打ち手を掲げ、市場での評価を得るに至ったのだろうか。