継続率99%のエンゲージメントSaaSで絶好調 スタメンの成長戦略を解剖 
スタメン

名古屋発スタートアップ・スタメンの業績が好調だ。

2月に発表された2022年12月期決算では、売上高12.8億円(前年比41.1%増)、営業利益1.4億円(前年比324%増)の大幅な増収増益となった。6期通算でのCAGRは187%と、底堅い成長を続けている。

2020年に東証マザーズ(現東証グロース)に上場したスタメンの主力商品は、エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」だ。エンゲージメント施策を企業ごとにカスタマイズするSaaSである。規模を問わず、外食、小売、流通など幅広い業種で導入されていることが特長だが、効果測定が難しいエンゲージメント系SaaSであるにもかかわらず、継続率99%を誇る。

今年1月にはスタメン内の事業を分社化し、グループ会社経営へ移行。同月、創業者の加藤厚史氏から共同創業者の大西泰平氏に社長交代した。今回は大西氏にインタビューし、TUNAGの事業戦略をはじめ、グループ化の狙いや今後の成長戦略まで掘り下げる。

継続率99%を実現した2つの理由

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