日本ではUberと楽天がタッグ クイックコマースに再編の波

今月18日、楽天とUber Eats Japanが連携開始を発表した。Uber Eats利用時に楽天ペイの利用や楽天ポイントの連携を可能にするというものだ。この2社の連携の狙いは、クイックコマース市場のシェア争いだ。 

クイックコマースとは、いわゆる「即配」のことで、注文から10~30分程度で配達するECサービスである。フードデリバリーやネットスーパーとの違いは、食品だけでなく日用品も取り扱うこと、倉庫型の店舗である「ダークストア」を持つことだ。

Uber Eatsはフードデリバリーからスタートしているが、今回楽天と提携することで、楽天が抱える巨大なEC店舗網からのクイックコマースを担うことを視野に入れているようだ。

今年1月には、ZHDでも「Yahoo!マート by ASKUL」というサービスを立ち上げたばかりだ。こちらは、グループ傘下の出前館とアスクルが主体となったクイックコマースである。

コロナ禍以降急成長したデリバリーサービスの中でも、クイックコマースは日本だけでなく海外でも多数のプレイヤーが激しいシェア争いを繰り広げている。今回は、世界のクイックコマース企業を解説するとともに、国内の状況を整理してお伝えしたい。

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