New York Times 2Q決算:デジタル課金567万人に加速、紙売上逆転
New York Times Company 関連資料

米ニューヨーク・タイムズが8月5日に発表した2020年4〜6月期の決算は最終損益が237億ドルで減益となった。定期課金型の購読者を伸ばす一方、広告市況の悪化が顕在化している。

同期間における売上高は前年比7.5%減の4億375万ドルと、2016年4Q以来の減収に転じた。営業利益は2,881万ドル(前年比-24.1%)で営業利益率は7.1%に低下している。

ニューヨーク・タイムズ誌は1851年に創刊された。地方紙の一つに過ぎなかったが、時代の変化に対応することで世界的な媒体の一つへと進化し続けてきた。COVID-19で社会のデジタルシフトが加速する中、次の時代に向けた新たな取り組みを本格化している。

ついにデジタル版購読収入が紙版に並ぶ

ニューヨーク・タイムズの売上は「サブスクリプション(購読料)」「広告」の2本柱で構成される。

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