いまさら人に聞けない?ブロックチェーンの仕組みはどうなっているのか

2018年の初めは200万円近くあったビットコインの価格も今では45万円ほどと、仮想通貨ブームは終わりを見せています。
しかし、ビットコインをはじめとする仮想通貨のコア技術であるブロックチェーン領域は依然として高い注目を集めています。
IDCによると世界的にブロックチェーンへの支出は高まっていくと予測されています。
支出額は2018年の15億ドルから2022年の117億ドルまで順調に増加し、年間平均成長率は73.2%と驚異的なスピードで拡大していく予想です。
なかでも日本は2018年の45億円から2022年の545億円と、年間平均成長率108.7%の大きな成長が見込まれています。
(経産省の「ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査」からグラフを作成)
経産省によるとブロックチェーンの応用範囲は幅が広く、全体で67兆円ほどの潜在市場規模があると予測しています。
小売などのサプライチェーンが32兆円と最も高く、バックオフィス業務の置きかえによる効率化などプロセス効率化は20兆円です。
今回のエントリではこのポテンシャルの高いブロックチェーンの仕組みと特徴をなるべく簡単にまとめていきたいと思います。
まず、ブロックチェーンですが司令塔となるような決まった役割は存在せず、全てのノード(ネットワークの参加者)が同じ仕事をします。