創業15年で売上80億円!精神科に特化して訪問看護サービスを提供する「N・フィールド」
今回は、リクエストのあった「N・フィールド」という会社について取り上げたいと思います。
2003年2月に大阪で設立された会社で、「住宅医療サービス」に特化して事業を展開しています。
(N・フィールド)
創業者の野口和輝氏は1964年生まれ。
20年もの間、看護師として数多くの病院を渡り歩いてきました。
一般的に看護師という職業は、「三交替」と呼ばれる勤務形式(「日勤」「準夜勤」「深夜勤」)をこなして初めて一人前の給料をもらうことができるそうです。
看護師の地位があまり高くないと感じていた野口氏は、「昼間だけ働くことのできる」看護師の会社としてN・フィールドを設立したそうです。
つまり、当初の創業目的の一つは「看護師の地位向上」であり、知り合いの看護師と4人で設立したのがN・フィールドというわけです。
野口氏がずっと精神科を担当してきたこともあり、N・フィールドも精神科に特化した訪問患者サービスとなっています。
精神科の患者にとって、退院後も適切な薬の飲み方や、良い生活習慣を続けられているかというのが重要であるため、「訪問看護」というサービスが一番フィットする領域だったようです。
N・フィールドは2013年8月には東証マザーズに上場し、2015年には東証一部に指定。
創業者の野口氏は2016年に社長職を高木三愛氏に譲り、2017年7月からは又吉弘章氏が社長を務めています。
まずは全体売上の推移を見てみましょう。