テクノロジー業界では毎日、山のようにニュースが出てきます。
今回は、昨日発表されたニュースのうち、重要だと思ったものを5つ要約してみたいと思います。
まず1つ目は、Facebookによる独自の暗号通貨「Libra」の発表です。
彼らが本プロジェクトに至ったストーリーは以下の通り。
インターネットの進展によって人々の通信は大きく進化しました。一方、金融システムはそうではありません。まるでインターネットが普及する「以前」の通信技術のよう。
20年前、ヨーロッパでテキストを送るには、一通ごとに16セントのお金がかかりました。それが今や、無料で世界中とテキストのやりとりを行うことができます。
同じように、現在の金融サービスは極めて限定的で、多くの人にとって不必要に高価なものだと言うのです。
貧しい人たちほどその傾向は強く、世界半数近い人たちが銀行口座を持っておらず、移民たちが送金にかけるコストは総額250憶ドル(約2.8兆円)にものぼります。
こうした課題を解決するために、暗号通貨「Libra」を開発するというわけです。
さらに、Libraネットワークにアクセスするためのデジタルウォレットとして「Calibra」の開発についても発表。
これにより、スマホユーザーはテキストを送るのと同じくらい、無料/少額でLibraのやりとりを行うことができ、代金の支払いや公共交通機関の利用にも使えるようにしたいとのこと。
サービス開始は2020年を予定しているそうですが、公表して早々、米議会が遺憾の意を表明。状況はどうなるやらといった様相です。
2つ目のニュースは、ソフトバンクグループによる定時株主総会です。今回もインターネットを通じて生中継されました。