セブンイレブンの「塩さば」製造元!水産食品メーカーSTIフードHDが新規上場へ

水産食材につよい食品メーカー「STIフードホールディングス」が8月20日、東証二部への上場を承認された。上場日は9月25日を予定している。

会社としてのルーツは1988年までさかのぼる。「新東京インターナショナル」として創業者である十見裕氏のもと、生鮮品の輸出入をはじめた。

1989年には北米アラスカから「マダラの白子」輸入、国産ホタテの欧米向け輸出、「カニカマ」の輸出も始めた。

その後は冷凍品の輸入を通じて大手コンビニチェーン向けおにぎり具材のイクラやサーモンなどに展開し、事業譲受も駆使して工場・設備を拡大、事業規模を成長させてきた。

2010年4月には資金繰りの悪化により民事再生法の適用も申請している。同年9月、同じく水産食品を扱う「極洋」の支援により、連結子会社「エス・ティー・アイ」として事業を承継した。

その後は業容が回復し、2013年4月には新東京フードに吸収合併。2017年に持株会社として設立されたのがSTIフードホールディングスだ。

拡大つづく「中食市場」が成長ドライバー

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