改めて知りたい「クボタ」アジア首位の世界的農機メーカー

今回ご紹介するのは、農業機械メーカーとして世界有数の地位を誇る「クボタ」だ。2021年12月期には売上高2.2兆円に迫り、税引前利益は2500億円を超えた。
農業機械は成長市場だ。世界では人口増が続き、農業自体の機械化、高度化も進んでいる。米国の調査会社Market Research Futureによれば、その市場規模は2030年までに1894億ドルに拡大するという。
それにも関わらず、クボタの株価はこのところ軟調だ。時価総額は約2.5兆円で、株価収益率(PER)は14.4倍。
今回の記事では、クボタのルーツを紐解くことで同社への理解を深め、現在の事業概況と市場環境、今後の成長戦略についても紹介する。