おはようございます。 ついにこの日がやってきました。米国ビッグテックの決算フェスティバルです。
このニュースレターは平日朝7時の配信を目指していますが、30分ほど遅れてしまいました。誠にすいまめん。明日はもっと早起きして、FacebookやPayPalなどの決算に備えます。
Shutterstock
Googleを傘下にもつ米Alphabetが27日(現地時間)、2021年4〜6月期決算を発表した。
売上高は前年比62%増の619億ドル。営業利益は同じく203%増の194億ドルにふくらんだ。一年前、新型コロナ拡大とともにデジタル広告需要が一時縮小した反動が出ている。
主力の検索事業(Google Search & other)は前年比68%増の売上358億ドル。ネットワーク広告(Google Network Members' properties)も同じく60%増の76億ドルとなった。
全体を牽引するのがYouTube広告だ。売上は前年比84%増の70億ドルで、Googleの広告事業以外ではもっとも大きな売上をあげている。クラウド事業は同じく54%増の46億ドルだった。
CEOのサンダー・ピチャイは「AIとGoogleクラウドへの長期的な投資」を改めて強調。パンデミック前と比べてオンライン活動全体が一段階高まり、Google全体の業績を底上げしている。
Strainer
米国の電気自動車メーカー「Tesla」が好調だ。営業利益は前年比301%増の13億ドルとなり、はじめて10億ドルの大台を突破した。営業利益率は約11%と二桁台を達成。
稼ぎの根幹である車両グロスマージン(粗利率)も改善が続いている。量産モデルのModel 3やModel Yは車両単価が低く、高単価モデルほどには儲かりづらい。量産化を進める中で、それ以上のコスト改善を成し遂げた。
特筆すべきは、半導体の供給がひっ迫する中で上記のような成果を実現していること。そこには大変な苦労があったようだ。昨日の記事でご紹介したので、ぜひチェックしていただきたい。
Apple Newsroom
米Appleは27日(現地時間)、2021年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比36%増の814億ドルを記録し、第3四半期として過去最高になった。
主力の「iPhone」売上は396億ドル(前年比50%増)。「Mac」は82億ドル(同16%増)、「iPad」は74億ドル(同12%増)とそれぞれ拡大。MacとiPadは、巣ごもりによって生まれた特需がひと段落している。
右肩上がりの拡大を続けるのが「サービス」売上。前年比33%増の175億ドルへと加速し、やはり過去最高を記録した。
6月にはApple Podcastのサブスクリプション機能を全世界で開始。7月にはオリジナル映画35作品がエミー賞にノミネートされたことも発表した。
CEOのティム・クックは「新世代にコーディングを学ぶ機会を提供すること、2030年の環境目標の達成に向けて近づくこと、より公平な未来を気づくこと」などを優先的な取り組みとして挙げた。一方では210億ドルの営業キャッシュフローを稼ぎ、290億ドルもの株主還元を行ったとアピールする。
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