おはようございます。 いよいよ国内の決算シーズンが本格化します。
さっそく本日は、注目度の高い成長企業5社の決算を取り上げました(無料版は2社)。Strainerでは4年ほど各社の動向をウォッチしてきましたが、戦い方や資本市場からの評価は様々。
手前味噌ではありますが、成長企業の動きを数年単位で追い続けると、とても勉強になります。
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UUUMは14日、2021年5月期本決算を発表。売上高は前年比9%増の245億円、営業利益は同じく18%減の8.2億円で着地した。
緊急事態宣言による影響が引き続きあったとするも、アドセンス(YouTubeからの収益)を中心に売上が拡大。タイアップ広告は前年比50%増の20億円近くにのぼった。
3〜5月期の粗利益は19億円と、2019年5月期のピークを更新。同じく販管費も過去最高で、営業利益の増加に伴う「賞与引当金」が人件費を引き上げた。
「YouTuber」領域は変化が目まぐるしく、UUUMの役割も時代とともに変わってきた。パートナー企業との業務提携・M&Aを駆使し、多様で専門的なクリエイターサポートを進める。
ブランド/ライセンス商品は5億円を売り上げ、2022年5月期には18億円への拡大を見込む。UUUMにとって事業の根幹とも言えるトップクリエイターとのビジネスを深耕し、新たな拡大の可能性も模索する。
新たな取り組みとしてNFTプラットフォーム「HABET」を開始。HIKAKINやはじめしゃちょーといったクリエイター、コンテンツパートナーと連携するほか、最終的には一般個人もNFTを作って出品できる場所を目指す。
アパレルEC事業を展開する「ロコンド」が14日、2021年3〜5月期決算を発表。
商品取扱高(GMV)は前年比26%増の50.5億円。外出機会減少によって主力の「靴」需要が軟調で、自社モールが28%増、ブランド向けEC支援「BOEM」も28%伸長した。
楽天やPayPayモールに出店する「他社モール」は前年からの反動もあり、49%もの拡大。なお、自社モールは『Fashion walker』の株式取得効果を除くと+9%だった。
ECモール事業のアクティブユーザー数は115万人(うち自社モール83万人)に拡大。平均注文単価は全体として下落基調で、自社モールが9,797円、他社モールで6,440円となった。
自社モールの返品率は一貫して改善が続いてきた。前回までは返品率の低いD2Cの影響が大きく18%まで低下したが、足元は22%。今後も20%前半水準の維持を目指すとする。
新たな打ち手として、サッカー通販サイトを運営する『フェアプレイ』を買収。2021年1月期の取扱高は10.5億円、営業利益は700万円だった。買収額は非開示である。
Strainer
近くSPACとの統合により上場する「Nextdoor」。近隣住民とだけ交流できるSNSプラットフォームを展開する企業だ。
ネット社会で薄まった「ご近所付き合い」を取り戻そうと、スタンフォード大学出身のニラヴ・トリアらが立ち上げた。ベビーシッターを募集したり、音楽フェスを企画したりと利用ケースは様々。不用品を出品できるマーケットプレイス機能も備える。
ユーザー数は6000万人を超え、米国世帯の実に3分の1が利用。利用頻度はSpotifyやYouTube、Pinterestなどを上回る。
単なる地域掲示板にとどまらないNextdoorの事業モデルについて、昨日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。
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